日本サッカー協会が招集したU―14(中学2年以下)日本代表22人に、印南中学校2年でセレッソ和歌山所属のゴールキーパー瀬見礼矢君がメンバー入り。21日から中国で行われるAFC(アジアカップ)に出場する。日高地方からGKで日本代表入りするのは初の快挙で、瀬見君は「無失点に抑えたい」とやる気満々。地元関係者は「子どもたちの目標になってほしい」と期待している。
小学生のときから身長170㌢を超える恵まれた体格と運動神経のよさから注目されていた守護神は、 中学生になってさらに技術に磨きをかけ、 今後につながる大きなチャンスをつかんだ。
小学校を卒業してからJ1リーグ・セレッソ大阪の下部組織で、 昨年発足したセレッソ和歌山1期生として入団。 週5日間、 印南と和歌山を往復して練習に参加している。 入団当時から正ゴールキーパーとして試合経験を積んでメキメキと力をつけ、 昨年11月には関西代表としてナショナルトレセンに参加していた。 いまは身長176㌢、 体重68㌔とGKとしては決して高くないが、 正確なキャッチングとキック、 シュートに反応する俊敏さ、 ディフェンス陣への指示などセンスのよさが認められ、 ことし3月には日本代表バックメンバー (補欠) に名を連ねた。 今回選ばれた代表チームのGKは2人で、 うち1人がケガをしたため、 先週になって瀬見君にチャンスが回ってきた。
「代表に招集されたと聞いたときは信じられない気持ちで、 こんなうれしいことはありません」 と笑顔満開。 初の海外遠征、 ほとんど話をしたことのない全国から集まったメンバーとのコミュニケーションなど不安も少しあるが、 期待の方が大きいという。 中国ではアジア数カ国との対戦が決まっており、 「DF陣との連携を取るよう、 とにかく声を出していきたい。 目標は無失点に抑えることです」 と力こぶ。 自分の考えとセレッソのスタイルの違いに一度は辞めようと思ったこともあったが、 「いまは何の迷いもありません。 高校生になってもセレッソユースに入ることを第一の目標に、 プロ選手を目指して頑張りたい」 と張り切っている。 サザンクロス時代の恩師、 上山勝士監督は 「こんな素晴らしいことはない。 サッカー少年にもいい刺激になると思う。 将来は日本代表入り目指して頑張ってほしい」 とエールを送っている。