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暖地園芸センター スターチスの青紫品種出願へ

2010年3月17日
写真:登録出願有望系統の青紫のスターチス

0317①.jpg 県暖地園芸センター (神藤宏所長) が取り組んでいるスターチスのオリジナル品種開発は、 15日までに紫系の有望系統を特定した。 県のオリジナル品種としては初の青紫系で、 仏花用に人気が高く、 農家などのリクエストも受けて平成19年度から開発を開始。 3種類の有望系統はそれぞれ色が鮮やか、 草姿が美しいなどの特長があり、 今後、 新品種登録に向けて出願手続きが進められる。

 スターチスは御坊市や印南町で多く作られ、 年間出荷量は4760万本 (平成20年度) で全国1位、 栽培面積は50・2㌶で全国2位。 市場に出回っている品種は約60種類あり、 花のようながくの色の割合では紫系が全体の約半分を占め、 次いでブルー (淡い紫) 系とピンク系が20%ずつ、 残り10%は黄色や白などとなっている。 現在の課題としては、 「萎凋細菌病の被害が多発する」 「切り花単価が高くなる年内から春の彼岸までの収量が多い品種が少ない」 「種苗費が高い」 などが挙げられ、 病気に強い多収性品種の開発に期待が集まっている。
 
 暖地園芸センターでは19年度に県内育成品種・系統を混植したハウス内で交配、 20・21年度で収量や生育特性の調査等を実施。 県のオリジナル品種としては初めて、 生産者の要望も強い紫系の青紫で3種類の有望系統を特定した。 今後、 県の審査・認定を経て、 品種登録に向けた出願手続きとなる。

 これまで県暖地園芸センターが開発したオリジナル品種は、 紀州ファインイエロー (黄色等その他系)、 紀州ファインホワイト(同) の2品種が品種登録されており、 紀州ファインパール (同) と紀州ファインルビー (紫系・赤紫) の2品種が品種登録前の出願公表の段階となっている。

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