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市の保育士不足が深刻

2010年3月16日

 来月5日からの新学期スタートが迫る中、 市内公立3保育所の臨時保育士募集は、 15日現在で定員25人に対していまだ5人足りない状況が続いている。 御坊職業安定所への求人依頼や保育士仲間での情報収集などあの手この手で探してきたが、 ほとんど手詰まり。 このままだと家庭支援事業と障害児保育への対応が手薄になるのは必至で、 担当課は頭を悩ませている。

 市は毎年同じぐらいの人数で臨時保育士を募っているが、定員割れは初めて。要因について担当課は「給料が正職員に比べると低い設定。さらに臨時のため契約期間は基本的に半年更新の1年間。不況の中で給料が安く、安定しない職種を敬遠する傾向にあるのだろうか」と話している。また、市は5年前から将来的な保育所統合を視野にできるだけ臨時保育士を増やして対応するようにしており、この影響もあるとみられている。
 
 担当課は新学期スタートぎりぎりまで、さらにスタート後も随時臨時保育士を募集していく考えだが、 当面は予定より少ない保育士数を見込んでどういった保育を行っていくかが課題。まずわかば、つばさ、しらゆりの3保育所のうち、どの保育所の臨時保育士を予定人数より減らすかを早急に検討しなければならない。保育士数が減った場合に懸念される家庭支援事業は、園児たちの自宅を訪問して様子を見たり、保護者の代わりに送迎したりする。一方、障害児保育は文字通り障害者の保育を担当するのが目的で、重度の場合はマンツーマンの対応が必要となる。年間で1、2人の障害者がいるという。いずれの事業も保育士人数にある程度の余裕がないと実施できないサービスで、保育士不足が直接影響してくる。
 
 保育士の確保へ向けては民間会社からの派遣という方法もあるが、行政の直接雇用よりコストが高くなることから日高町が方針転換したように、 市もいまのところは考えていないという。その日高町は16日を締め切りに臨時保育士を募集中。かねて人員確保が難しかったため、待遇向上なども行った。また、印南町は定員5人で募集を締め切ったが、3人不足している状況。 こちらは平成23年度からの保育所、 保育園統合で臨時保育士の長期雇用の見込みが低いことから敬遠されているようだ。 いずれにしても各市町で臨時保育士の確保に苦労している。

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