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鳥獣でB級グルメを開発

2010年3月14日

 先日、日高地方鳥獣害防止対策連絡協議会の研修会の取材で、イノシシ料理を食べる機会があった。有害鳥獣の有効活用をテーマに開かれた研修で、洋食店のシェフが作った本格的な料理。「ローストビーフ」のイノシシバージョンや肉をペースト状にして固めた「テリーヌ」、コンソメ・トマトスープ煮込み、焼き肉など。ローストビーフやテリーヌは牛肉より歯ごたえがあり、獣的な味がして個人的にはお気に入りで、取材と言いつつ何枚か頂いた。スープ煮込みはイノシシ肉とは思えないくらいで、豚の角煮のように軟らかくこれもまたおいしかった。以前、家でボタン鍋をしたときは硬過ぎて1枚食べるのにもかなり噛まなくてはならなかったが、やはりシェフは違う。
 
 一方研修会では、食肉流通業者から生肉流通の難しさを聞いた。エサが管理されているウシなどと違い、野生のイノシシは何を食べているか分からず、また仕留めて解体するまで時間がかかり雑菌が増えるなどの衛生面や、一定量を確保し続けることなど。厳しい指摘が多く、単純に生の肉を売るだけでもかなりのハードルを感じた。
 
 全国的にも鳥獣活用の取り組みは見られ、生の肉でなくそれぞれオリジナル加工料理をアピールしている。熊本県の「猪鹿鳥(いのしかちょう)カレー」、三重のコロッケや肉まん、佐賀県のおにぎりなど。B級グルメブームが追い風にもなってか結構好評なようだ。日高地方でも地元特産とコラボさせるなどで、ラーメンやうどん、餃子、ハンバーガーなど新たなグルメを開発し、被害軽減と合わせた一石二鳥に期待したい。 (城)

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