|
|
||
トップページ >
日高春秋>
春らんまんの舞台堪能しよう
2010年3月13日
気象庁は10日、高知市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。三寒四温で不安定な気候が続くが、県内の桜も間もなく開花を迎えそう。 道成寺もので古典芸能のメッカとして知られる日高川町道成寺。県下一とも言われるほどの桜の名所でもある。シーズンになると約300本が咲き誇り、境内から裏山を薄ピンクの美しいじゅうたんで包むが、待ち遠しい限り。主な配置をいうと本堂の前にシダレザクラがあり、2代目鐘楼付近には安珍桜。本堂西にある入相(いりあい)桜はもっとも華やかでひと際目を引くが、実は2代目。樹齢数百年ほどで昭和初期の台風で折れてしまった初代の根元から自生した。道成寺ものの演目「日高川入相花王(ざくら)」はこの桜にちなんで名付けられた。このように道成寺ものと桜は密接な関係にあるのだが、桜と道成寺ものを同時に楽しめる夢のような舞台が昨年に続き行われる。 今月28日から道成寺で芸能公演「桜 舞 道成寺」がスタート。数々の道成寺関連イベントを手掛けている「おいでよ 日高実行委員会」が企画した。昨年は日本舞踊尾上流師範の尾上菊啓さんと菊透さん、日高高校筝曲部が舞台を務めたが、何とも言えない美しさ。筆者を含めた見物客すべてが、優雅でしなやかな舞と美しい琴の音色、バックを彩る桜に時をたつのも忘れ、うっとりと酔いしれた。ことしは3日間の公演で、初日は一般演者が日ごろの成果を披露。4月3日の日本舞踊の日には日高高校筝曲部が演奏し、最終日4日の能楽の日は三聲會が奉納公演を行うなど盛りだくさんの内容となっている。桜咲き、舞い散る春らんまんの、心奪われる美しい舞台。ぜひ、ご覧いただきたい。 (昌) |
|
|