「出しっぱなし、差しっぱなし...、小さなようで大きな話、ぱなしばかしじゃ地球も悲し(きょうからやめれば減らせるCO2)、ぱなしはなしって話です」。女性が省エネを呼びかけるこのCM。軽快なリズムと言葉遊びのような歌詞が印象的で、筆者自身も就寝前にはテレビ、エアコン、電気を消し忘れないよう心掛けている。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量は07年世界全体で年間290億㌧。1位は60億㌧の中国、2位がアメリカ、日本は12億㌧で5位。可能かどうかは別にして鳩山首相がCO2等の温室効果ガスを1990年比で20年までに25%の削減目標を打ち出したり、各企業も削減へ力を入れる中、バイオマスエネルギーが注目されている。バイオマスは木材など有機性資源を利活用したもので、いつかは枯渇する化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして期待も大きく、日高川町と県森連では木質パウダーを使ったバイオマスエネルギーシステムを構築。林地残材等原材料にパウダーを製造、温泉施設のボイラーで燃焼し、湯を温める仕組みで、来月から町内2施設で本格稼働する。木の燃焼でもCO2は出るのだが、吸収するのも木だから排出量なしと見なされるわけだ。
とはいえ年間削減量はたった147㌧。しかし微力ながらも環境問題に取り組もうとする意識と姿勢が大切で、省エネへの啓発につながるかも知れない。一人一人の心掛け。小さなようで大きな話である。地球温暖化が進み、このままでは海面下へ沈む島国まである。CO2削減は待ったなしの状況だ。分かってはいるものの、筆者を含め日常生活で省エネを意識できていない人がほとんど。後世の人のため、地球を悲しませないためにも"ぱなしはなし"を心掛けよう。 (昌)