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熊野牛品評会で中川農園の南部福号が最優秀賞

2010年2月19日
写真:最優秀賞に輝いた南部福号

0219①.jpg 熊野牛産地化推進協議会の平成22年度子牛共進(品評)会が16日、田辺市秋津町の熊野牛家畜市場であり、去勢牛の部で日高川町千津川の農事組合法人中川農園(中川裕行代表)生産の「南部福号(なんぶふくごう)」が最優秀賞(知事賞)に選ばれた。県内の生産農家が丹精込めて育てた子牛の日々の生産、飼育技術を競うコンテスト。中川代表は、父勝行さん(67)の代から繁殖農家となって20年足らずでの初受賞に感慨もひとしおで、親子で喜びをかみしめている。

 共進会は熊野牛の産地化促進、飼養管理と経営技術の向上、地域畜産の振興など目的に、毎年2月の初市と併催している。ことしは県内14市町の21の繁殖農家が、生後8~11カ月の去勢牛58頭、雌牛21頭を出品。専門家による体格などの厳選な審査により、去勢牛、雌牛それぞれ最優秀賞1頭、優秀賞2頭が選ばれた。

 「南部福号」は生後305日で344㌔という理想的な体格。父が「南部藤」、母は同農園が肥育業(子牛をおおむね生後28~36カ月の出荷時まで育てる)から繁殖業に変わったときに九州から導入した和牛の子、「いと福」。農園の子牛は元来、チモシーやオーツヘイなど牧草が多めで肥料を少なくした配合のエサで育てているため、腹回りが大きい作りの割り肉質には余計な脂分がほとんどなく、肥育業者の間では育てやすい上に上質な肉質と評判になっているが、「南部福号」はより一層腹回りが大きく、将来性も豊かなことから絶大な評価が与えられた。その後の初市でも去勢牛では2番目の高額となる47万2000円で有田川町の肥育業者が競り落とした。
 
 中川代表(36)は「ほかの子牛もとても立派なので、会場に着いてから自信がなくなりましたが、本当にうれしい受賞。これからも皆さんに喜ばれるようないい子牛を育てていきたい」と意欲を見せている。

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