県が由良町小引―戸津井間で進めてきた小引漁港関連道整備 (小引トンネル) 工事が完了。 24日午後4時から町道として供用が開始される。 対向困難な県道に代わる待望のバイパス。 漁業振興だけでなく海岸沿いの交通アクセス充実による観光振興にも期待が寄せられている。
小引と戸津井の両漁港を結ぶ現在の道路はカーブが多く、 幅も狭い。 産業の振興と安全な車両の通行へ18年度から進めてきた小引漁港関連道整備事業。 19年春に着工、 同年10月からトンネル本体の工事に取り掛かり、 20年9月に貫通、 このほどトンネル内部の舗装や照明、 周辺道路の整備が完了した。
完成した道は小引コミュニティセンター前から戸津井大橋までの延長620㍍ (トンネル部分483㍍)、 幅員8・75㍍ (トンネル内部8・50㍍)。 片側2・75㍍の2車線道路と片側に幅2㍍の歩道が通る。 総事業費11億8000万円 (うちトンネル本体工事7億2450万円)。 地元住民らの利便性が高まる一方、 小引区が自然災害などで孤立する危険性が低くなるほか、 衣奈―大引 (白崎) 間のアクセスが一層充実し、 観光に力を入れるまちにとっても待望の供用開始となる。 当日、 式典は予定されていない。
施工はトンネル本体工事が東洋建設㈱ (大阪市) と㈱海邊組 (新宮市) 2社の東洋・海邊特定建設工事共同企業体。 同社を含め、 事業全体で10社が工事を請け負った。