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歩行者死亡事故は右側からの横断が圧倒的

2010年2月18日

 県内で昨年1年間、歩行者が車にはねられて亡くなった死亡事故9件のうち8件が、ドライバーから見て右から左へ横断中だったことが、県警の事故分析で分かった。車を運転中、左側より右側への注意力が低下する傾向にあることが示されており、県警では運転者に注意するよう啓発。犠牲になった9人は全員高齢者で、歩行者にも横断時の安全確認徹底を求めている。

 昨年1年間、県内の交通死者は51人で、うち9件9人が歩いて道路横断中に車にはねられるケースだった。このうち左側から横断中だったのは1件だけで、残り8件は右側から。御坊署管内で起きた横断者がはねられた死亡事故2件も、右側から横断中だった。ドライバーにとっては右側からの横断者の方が、対向車線を歩いてくる数秒の時間がある分、発見しやすいように思われるが、県警では「人が飛び出てくる可能性がある左側への注意意識は高い分、右側への意識が薄れてしまうのかもしれない」と分析。いずれにしても前をよく見ていなかったことが大きな原因とみられ、ドライバーに一層の安全確認を訴えている。一方、歩行者にも注意が必要で、県警では「これなら渡れるだろうと判断して横断してしまいがちだが、遠くでも車が見えたら横断しないことを心がけてほしい。9件のうち5件が夜間に発生しており、暗くなったら反射材や明るい服装で外出してほしい」と呼びかけている。
 
 昨年の事故分析では、死者51人のうち横断中以外は車同士が26人、車の単独が16人。うち夜間の犠牲者は17人だった。年齢別では、高齢者が32人で全体の62%を占めた。乗車中に亡くなった22人中、シートベルトを着用していなかったのは半数の11人で、うち着用していれば助かっていた可能性が高い人は7人いた。

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