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くらしと健康 シリーズ「ネット社会」④ 美浜町の太田さん

2010年2月 5日
写真: 自宅を改装してつくられたレトロなお店「なずな」には、麻実さんこだわりのレトロな雑貨がいっぱい

2-5店1.jpg DIY(ディー・アイ・ワイ)っていう言葉を知ってますか。専門業者に任せず、自分の手で生活空間をより快適に変えていこうという概念で、 「Do It Yourself」 の略、 「自分で作ろう」 という意味です。今回は自宅のリビングを自分で改装し、趣味の古道具や骨董品、 雑貨の店につくりかえた美浜町の主婦太田麻実さん(36)を訪問。ホームページでも商品を販売するなど、趣味と実益を兼ねたネットライフを取材させてもらいました。

 麻実さんは大阪出身で子どものころに田辺市芳養町へ引っ越してきて、 いまから10年前に美浜町へ嫁いできました。 インテリアに関してはとくに専門的な勉強はしていませんでしたが、 学生のころから興味があり、 5年ぐらい前から自宅1階リビングのリフォームを始めました。
 きっかけはインターネットで買った 「チャーチチェア」 と呼ばれる海外の教会で使われるアンティークの椅子。 これで古雑貨の魅力にとりつかれ、 「この椅子や骨董品が似合う部屋にしたい」 と思うようになり、 3年ほど前から本格的に家具や建具のリメイク、 壁の取り壊し、 床板の張り替え、 壁の漆喰塗り、 玄関とテラスへのタイル張りなどを進め、 難しいところは知人の大工さんら専門家に教わりながらDIY、 すべて自力でやりました。
 3人の子を持つごく普通の主婦は、 日々の子育てと家事の合間に職人に変身。 こつこつと取り組んだその状況を4年前、 自作のホームページ (以下HP) 「OLIVE TREE」 で紹介したところ、 専門雑誌が取材に来るなど大きな反響がありました。 やがて、 趣味で集めた古道具類もHPのWEB SHOP 「ちいさなガラクタ屋さん ひだまり」 で販売するようになり、 昨年9月にはこのHPをリニューアル。 その1カ月後には完成した部屋をおうちショップ 「ザッカ なずな」 として、 古道具やアンティーク、 友人の陶芸家らの作品も展示、 販売しています。

 全国にある目標としているカフェや雑貨店をイメージしながら改装したという店には、 日本の大正時代から昭和初期に使われた生活用品や道具のほか、 麻実さんが全国のショップや骨董市を回って集めたアメリカやイギリス、 フランスの雑貨がいっぱい。 若い女性が見て 「キャー、 これかわいい!」 という感じではなく、 どちらかというと使い込まれて年季の入った地味な色合いのものが多く、 雑貨ファンの間では有名なSINGERの足こぎミシン (本体のみ) や青い炎が根強い人気のアラジンのストーブ、 フランスのBREAD缶もあります。 ほか、 昔の病院や学校の保健室にあったケビントと呼ばれる医療棚や消毒用洗面器、 木製カルテ棚もノスタルジーをかきたて、 天井に吊られたランプシェードの裸電球の光がやわらかく注ぎ、 珍しいものでは大きなガラス製の点滴容器をぶら下げ、 病院内を移動する 「点滴コロコロ」 も。 いま、 店にある商品でオススメは、 日本の木製の引き出し (2個) だそうで、 麻実さんは 「これなら初心者の人も入りやすいかな」 とにっこり。 開店時間は3人の子どもが小学校や保育園に行ってる間に限られますが、 土日や祝日も月に1回は開けるようにしているそうです。

2-5店主.jpg DIYで劇的大改造をやり遂げ、 おうちショップをオープンし、 HPでリフォームの楽しさ、 雑貨のある暮らしのすばらしさを発信。 そんなカリスマ主婦の麻実さんは、 新聞記者だったお父さんの影響か、 昔から文章を書くのが好きで、 ブログもこまめに更新しています。 これからの目標はまず 「1つひとつをもっと詳しくお見せできるようにしたい」 という商品ページの充実で、 潮騒かおる煙樹ケ浜や日の岬など美浜町をはじめ、 日高地方各地の魅力のPRにも意欲。 「日高地方は本当に素敵なところがたくさんあります。 HPで知り合った方や店を訪れてくれた県外の人に、 いろんないいところを紹介できれば」 と話しています。

 ザッカ なずな 美浜町和田1138ー72、中央公民館の東側。営業時間は火・水曜が午前10時から午後3時まで、木・金曜が午前10時から午後1時まで。 月曜定休。土日・祝日は不定休。 ℡3809。 URLはhttp://www.na-zu-na.com/

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