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市のデイケアサロン もうすぐ丸10年

2010年2月24日

 市が社会福祉協議会に委託して平成12年度からスタートした高齢者の地域デイケアサロンは、来月末で丸10年を迎える。当初6カ所だけの開設だったが、現在は26カ所にまで拡大。介護予防の先進的な取り組みで、市内高齢者の閉じこもり防止や交流の場として大きな成果を上げている。ただ、旧御坊町内の開設が少なく、今後の課題となっている。

 デイケアサロンは各地域の有償ボランティアの協力を得てそれぞれ月2回程度実施。簡単なゲームや体操をしたり、お茶を飲んで会話を楽しんだりしている。参加したお年寄りからは「この場を通じて新しい友達ができた」「自宅に閉じこもっているよりもみんなと出会うと元気が出る」などと好評。中にはボランティアの声かけで、自宅に閉じこもりがちだったお年寄りが積極的に参加するようになったケースもあるという。

 12年度のスタートからデイケアサロンは毎年数カ所ずつ着実に増えていった。年間の参加延べ人数は初年度1273人だったが、現在は10倍の約1万2000人にまで増加。また、開設・運営に欠かせないボランティアの人数も全体で当初50~60人だったのが、現在は230人に増えた。社会福祉協議会ではこのボランティアの養成にも力を入れており、年間4回の研修会を開催している。ただ、市の長期総合計画では選挙の投票区と同じ数の30カ所での開設を目標にしており、あと4カ所足りない状況。ネックとなっているのは旧御坊町内で、引き続き地元ボランティアを養成し、協力を求めていく。

 サロン運営費は21年度で1800万円。この中から各地域でデイケアサロンを1回開設した場合、ボランティアの参加1人当たりに1000円の運営費が支払われる。通常、1000円のうちボランティアに600円の報償が支払われ、残り400円をサロンの運営費に充てるが、これでは運営費が足りずボランティアが自腹を切るケースもあり、ボランティアが有償といっても厳しい現状があるようだ。

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