トップページ > 社会>

文化財防火デーで消防訓練

2010年1月27日
写真:本堂に向かって一斉放水(日高別院)㊤とレスキュー隊がケガ人を救出(道成寺)

0127⑥.jpg 0127⑤.jpg 

 文化財防火デーの26日、市、日高広域両消防本部は市内日高別院と日高川町の道成寺で総合消防演習を実施。いずれも寺の自衛消防隊や地元消防団と連携した放水やケガ人救助、子どもの避難誘導など本番さながらに実践。訓練を通じて火災予防意識の高揚と、万が一に備えて被害を最小限に抑える態勢を確認し、地域の貴重な財産を後世に残していく決意を新たにした。 
 日高別院 昨年は工事中だったため、2年ぶりに実施した。本堂西側の寺務所炊事場から出火したと想定。発見した檀家が「火事だ」と声を出して隣接する御坊幼稚園に知らせたあと119番通報。貴重品の持ち出しもキビキビした動きを見せた。園児たちは防災ずきんをかぶり、ハンカチで口を押さえながら屋外に素早く避難した。市消防隊と地元消防団が到着し、本堂に向かってホース3本から一斉に放水。力強い水しぶきをあげた。市消防の垣内孝司署長は「てきぱきした動きが非常によかった」と講評し、「文化財を後世に引き継いでいくためには、所有者はもちろん地域住民が一体となって取り組む必要がある」と関係機関の連携強化を呼びかけた。
 
 道成寺 参拝者の失火で火災が発生したと想定。寺関係者が消火器で初期消火を実践した。男性1人が本堂に取り残されていることが分かると、到着した日高広域消防レスキュー隊は空気呼吸器を装着し、発煙筒で真っ白に煙る本堂周辺を捜索。倒れているのを発見、2人で担いで救出し、救急隊に引き継いだ。消防隊や消防団、自衛消防隊はスムーズにホースを連結して準備を整えると、号令を合図に屋根へ一斉放水し、各隊とも初動態勢を確認した。同消防の弓場研二消防長は「道成寺は管内最大の観光スポットでもあり、貴重な財産を後世に引き継ぐことがわたしたちの使命。責任を自覚し、関係機関が連携して守っていこう」と協力を求めた。

関連記事

powered by weblio


 PR情報
 PR情報
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)