日高町の町内3保育所への太陽光発電システム設置工事が、 完成した。 地球温暖化対策が問題になる中、 国の環境、 緊急経済対策関係の補助金を活用し、 内原、 志賀、 比井の3保育所へ同時に整備。 合わせて年間100万円近くの電気代節約、 12・4㌧の二酸化炭素 (CO2) 排出削減効果が見込まれるとともに、 町民への自然エネルギー推進の啓発にも期待がかかっている。
町内3保育所はいずれも1階平屋建てで、 3施設すべて屋上に太陽電池パネルを設置。 配線設備等を整備した。 各施設内には保護者ら来所してきた人たちの目につく場所にテレビが取り付けられ、 リアルタイムの発電量、 二酸化炭素排出抑制量などが一目で分かるようにもした。
太陽電池パネルは1枚1・3㍍×1・0㍍の大きさ。 内原保72枚、 志賀保と比井保はそれぞれ48枚取り付け、 発電能力は3施設合計で1時間当たり約35㌔㍗になる。 発電した電力は関電へ売電。 町担当課では稼働率などを考慮したうえで試算すると 「電気代は3施設合わせて45%カット、 100万円近くの節約になり、 二酸化炭素排出量は内原保5㌧、 比井保3・9㌧、 志賀保3・5㌧の計12・4㌧削減が見込まれている」 と事業効果を説明している。
国からの補助金は約1400万円。 志賀保育所は0、 1歳児保育の定員倍増へ向けて保育室増設等の改修も行っており、 すべてを含めた事業費は約7500万円となる。 設計は3保育所とも印南町西ノ地の㈱寺前則彦設計室 (寺前則彦代表)。 施工は太陽光発電システム設置工事のみの内原保と比井保が㈱中村建設 (中村昭代表)、 同工事と改修も行った志賀保が三洋建設㈱日高営業所 (網谷満彦代表)。 工事は昨年秋から取りかかっていた。
日高町は、 平成14年度の庁舎改築時に庁舎の屋根に1時間当たり17㌔㍗の発電能力を持つパネルを設置するなど公共施設への太陽光発電をいち早く導入。 町内への風力発電施設の建設も推進しており、 環境に優しいまちとして自然エネルギー普及に積極的に取り組んでいる。