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広域消防 通報場所特定の新システム導入へ

2010年1月17日
写真:地図上に通報場所が表示されスムーズな出動が期待される

0117①.jpg 日高広域消防本部は、今夏をめどに、携帯電話やIP電話からの通報場所を地図上に表示できる新しい 「統合型位置情報通知システム」 の導入を決めた。 これまでは一般加入電話のみ表示できたが、 携帯電話からの通報が年々増えてきており、 対応が課題となっていた。 導入されればこれまで以上に迅速な出動が可能になり、 救命率アップにつながると期待されている。

 現在使われている発信地表示システムは、 加入電話からの通報に限って瞬時に場所が特定できる画期的な装置として平成14年に導入。 スムーズな消防や救急出動が可能になったが、 位置表示できない携帯電話からの通報件数が増加の一途をたどり、 21年中は2795件のうち681件、 全体の24・4% (前年比3・6増) を占めるまでになった。 光ケーブルを利用したIP電話も今後ますます普及することが予想され、 これらに対応するため導入することになった。 国の補助事業で実証実験として装置の無償貸与を受けるため、 予算がかからないメリットもある。 稼働は夏ごろを予定している。 県内ではすでに和歌山市消防局が運用を開始している。
 
 広域消防管内は海岸や磯への釣りと山遊びにくる県外からの行楽客が多く、 急病やケガをして通報してきたときに 「ここがどこなのかよく分からない」 というケースも多いという。 地元の住民でもパニックになって場所をスムーズに伝えられない場合があるが、 新しいシステムが導入されれば携帯電話からの通報はGPSを利用してすぐに場所を特定できるようになるため、 うまく伝えられなくても安心だ。 IP電話は一般加入電話と同じ要領で発信地表示される。 同消防では 「目標を迅速に特定することは、 出動から現場到着までの時間を短縮できることにつながり、 わたしたちも大きな期待を寄せている。 装置が導入されれば職員もしっかり研修して、 救命率アップにつなげるよう活用したい」 と話している。

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