慌しかった年末に待ち望んだ正月休みもあっという間に終わり、また通常の日々が始まった。社会人は仕事でそれなりにつらいこともあるが、今一番大変なのはやはり、受験を控えた中学、高校3年生だろう。人生がかかった大一番の勝負、悔いのないようラストスパートしてもらいたい。
さて、そんな中でもすでに推薦入試などで内定をもらった高校生もいる。先日も担当する紀央館で「校名変更後初となる学力での国公立大学合格」という朗報を聞いてきたところだ。クラブの活躍や工業技術科の取り組みなどはよく記事にさせてもらっているが、進学に関することはこれまで取り上げた事がなかった。というのも旧御坊商工のイメージがいまだにあり、就職には強いが進学はそれほどではないと思っていたからだ。校長に聞くと、進学を目指す生徒にも十分対応できるシステムになっているのだが、「紀央館=就職、日高=進学」という図式は筆者のみならず地域住民の頭に定着しており、なかなか崩すことができないのだという。しかし、今回の合格で同校を見る目も少し変わるであろう。後輩にとっては刺激となり、今後は有名大学に進む生徒も増えるかもしれない。そうなると入学してくる生徒の意識も変わってくる。「就職も進学も強い」といえる学校になれるか、今後が非常に楽しみだ。
ただし、合格した一番の要因は本人の努力にほかならない。どんな環境にあっても、まわりに振り回されることなく自分の進路を見つめコツコツと積み重ねることが結果につながる。そしてそれは大学入試や高校入試だけではない。目標を定めコツコツと努力することは人生の勝利の基本である、あらためて思い知らされた。 (と)