第1回紀の国カップ少年サッカー大会(エストラッサ湯川と美浜少年主催)が9・10の2日間、御坊総合運動公園で開催された。県外の強豪と対戦する機会の少ない日高地方の選手たちに、レベルの高い試合を経験してもらおうと8チームを招待。地元勢ではエストラッサ湯川・美浜合同チームが準優勝の大健闘を見せ、ほかのチームは予選敗退したものの「いい経験と刺激になった」と収穫も多く、初の試みは大成功となった。
地元勢は合同チーム含めて4チーム、県外から大阪と奈良の6チーム、紀南から2チームの計12チームが出場。初日は4ブロックに分かれて予選リーグ、2日目に各順位トーナメントで争った。地元勢で予選を1位通過したのは湯川・美浜合同だけで、ほか3チームは予選3位。決勝トーナメントで湯川・美浜は牟婁(田辺市)と対戦。0―0からのPKでキーパー工野が2本止める活躍で4―3で撃破した。決勝は予選から3試合を圧倒的な強さで勝ち上がってきた岸和田市の強豪アンドリュースと激突。前半開始早々に脇田選手がこぼれ球を豪快にたたき込んで先制したが、前半終了間際に同点にされると、後半にも1ゴールを許し、1―2で敗れた。藤田潔監督は、「強豪相手によく頑張った」と選手をたたえ、堂々の準優勝に笑顔を見せていた。同チームの川合隼平選手は優秀選手に選ばれた。
日高地方ではこれまで、県外のチームを招待した大会は年に1回しかなく、「もっとこういう機会を増やして子どもたちのレベルアップにつなげたい」と湯川、美浜両チーム関係者が発起人となって開催が実現した。スタッフは両チームメンバーだけでなく、両チームOBの中・高・大学生、日高地方各チーム関係者らが協力して運営。地元御坊のしょうゆやみなべ町のウメ、日高川町のミカンが関係者から好意で提供され、招待チームにプレゼントするなど地元産品のPRほか、宿泊、昼食の弁当など地域の活性化にも一役買った。各チームからは「いい経験ができた」との声が聞かれ、湯川・美浜両チーム関係者は「各チーム関係者や地元住民の協力で成功することができた。来年からは少しずつ規模を大きくしながら、これからも続けていきたい」と張り切っていた。湯川・美浜のメンバーは次の皆さん。
藤田潔(監督・湯川)、土屋実(コーチ・美浜)、堀口正信(同・湯川)、工野匡真、川合隼平、碓井優希、徳永尚朋、谷輪直哉、浜西綾汰、山下紗良、徳永桃乃(以上美浜)、里上惇、中野樹、野手凱斗、吉岡優樹、上山隼平、中川翔馬、田中郁也、脇田涼平、森本翔、森岡勇介(以上湯川)