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全国人権作文コンテスト 植野さんに奨励賞

2009年12月29日
写真: 全国奨励賞を獲得した植野さん

人権作文.JPG 全国中学生人権作文コンテストで、 上南部中2年の植野結子さんが奨励賞 (人権養護局長賞) を獲得した。 聴覚に障害を持つ両親について、 「神様が一日だけ聞こえるようにしてくれたら、 自分の声を聞かせたい。 歌をうたってあげたい」 と思いをつづった。 最後に 「障害のある人が悔しい思いをすることが少なくなる社会になればいい」 と訴えた。

 主催は法務省と全国人権擁護委員連合会。植野さんは県審査で応募総数1万936編から最優秀賞に選ばれ、全国へと進んだ。人権作文には夏休みの宿題で取り組み、「私の思い」というテーマで400字詰め原稿用紙5枚にまとめた。

 植野さんの両親は小さい頃から耳が聞こえず、指文字や手話を使っている。作文では両親の日常生活の様子などをつづり、「テレビは字幕放送を使って見ている。バラエティー番組など字幕のつかない時があり、そんな時は私はとても悲しい。父や母と一緒に同じ番組を見て、一緒に笑い合うことに喜びを感じる。すべてのテレビ番組に字幕がつくようになったらいい。音楽を聴く時も申し訳ない気持ちになる。何よりも私や弟の声が聞こえないことに一番悔しくてつらい思いをしていることでしょう」と素直な気持ちを表現した。自分自身についても「私は他の人よりも悲しみやつらさ、くやしさを多く感じているのではないかと思う。でも、その中でもうれしさや喜びという感情を見つけることもできた。だから私は悲しみやつらさ、悔しさに負けないぐらい強くなりたい。そしてうれしさや喜びで満ちあふれるような時をたくさん過ごしていきたい」と、決意を力強く述べた。受賞の知らせに、「父も母も喜んでくれた。とてもうれしい」と話している。

 県審査では、日高地方から井上智絵さん(南部中2年)と井上翔太君(日高中3年)が優秀賞に選ばれ、早田知佳子さん(印南中3年)と早田愛理さん(切目中3年)も奨励賞を受賞した。

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