みなべ町堺、 常福寺の畑﨑龍定住職 (80) は、 ことしも色紙に来年のえとの寅を描いている。 昭和45年から続けており、 今回で41年目。 仕上げた色紙200枚は厄除けとして初詣での参拝者らに贈る。 畑﨑住職は虎の絵に「慈心」 という言葉を添え、 「慈しみの心を持って生きることが大切」 と思いを込めた。 「還暦の満60歳を迎える檀家の皆さんに贈るほか、 地元の堺地区の還暦式で記念の贈り物にしたい」 と、 昭和45年の戌 (いぬ) 年から描き始めた。 えとで数えるとすでに3巡、 4巡目に入っている。 今月初めから約200枚を製作中。 黄色の絵の具で勇ましい虎の姿を描いているほか、 「慈心」 の言葉に 「現代の人々は自己中心的な欲望が肥大化し、 他を思いやる慈しみの心を失っている。 物で栄え、 心で滅ぶという冷たく暗い世相になった。 新しい年には慈しみの心を育て、 温かく明るい年にしたいと願っている」 との思いを込めた。
色紙は正月の参拝者のほか、 1月2日に行われる還暦式の参加者らに配る。 町民や周辺から初詣でに訪れる参拝者らの中には色紙を毎年の楽しみにし、 お守りとして家に飾る人もいる。