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梅が糖尿病予防に効果

2009年12月18日
写真: 梅の効能で会見する小谷町長㊨ら

梅機能性.JPG みなべ町は16日、梅に糖尿病を予防する成分が含まれていることを突き止めた研究結果で特許を取得したと発表した。梅の機能性に関する特許は、胃がん発生の原因といわれるヘリコバクターピロリ菌の運動阻害に続き2例目。中心となって研究を進めた県立医科大学講師の宇都宮洋才氏は「梅の効能が科学的に証明された」と話し、小谷芳正町長は「梅の消費拡大につなげたい」と期待している。

 みなべ町は平成13年から16年まで4年間にわたり、「昔から梅が健康によいといわれていることを科学的に立証したい」と研究。8大学の教授らと梅の機能性について取り組んだ。今回は小腸で糖を吸収する酵素「α―グルコシダーゼ」の作用を妨げる効果を持つ成分が梅に含まれることを解明し、「α―グルコシダーゼ阻害剤」として特許を取得した。マウスを使った動物実験などで糖尿病の予防効果が確認されたという。平成16年8月31日に特許申請、先月13日に取得となった。これまでに、梅に含まれるポリフェノールの一種「シリンガレシノール」が胃がんなどの原因といわれるヘリコバクターピロリ菌の運動を抑制することも発見し、ピロリ菌に対する予防効果も解明。昨年2月に特許を取得した。一日に梅干し1~2個程度で効果があるとみられている。現在も研究は宇都宮氏らが継続しており、インフルエンザなどについても予防効果があるかどうか調べを進めているという。

 16日には役場第1庁舎で小谷町長、宇都宮氏、宮澤三雄教授(近畿大学理工学部応用化学科)、奥野祥治助教授(和高専物資工学科)の4人が会見。小谷町長は「梅の健康効果が医学的に証明された。これを機に消費拡大に向けて積極的にアピールしたい」、宇都宮氏は「昔からの言い伝えが科学的に証明できた。梅の機能については本当にすごいと思うことが多い」、宮澤教授は「活用によっては医学品以上の効果も期待できる場合も考えられるし、副作用についても少ない」と話した。町では「地元の梅加工業者らに活用してもらって梅の販売促進につなげたい」と期待している。

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