市内薗の木村洪平さん (45)=会社員=は事始めの13日、 小竹八幡神社に来年のえと「寅」 の親子を描いた大絵馬を奉納し、迎春準備に取り組んだ。
大きさは横180㌢、縦90㌢。親虎は長生きするようにと岩の上に、子虎はすくすく育つようにと願いを込めて竹のそばに描いた。絵に添えた自作の俳句「初春や千里の藪の静かなり」には、「虎は千里の藪に住む」ということわざから、千里の藪のように静かで平和な日々となることを望んで詠んだ。
小竹伸和宮司は「新しい絵馬が掲げられ、新年を迎える気持ちになれます。毎年立派なものを作っていただきありがたく思います」と話している。この日は工作を担当した塩﨑弘直さん(47)=薗=、画材を提供した喜多秀雄さん(65)=御坊=、総代の塩﨑巖さん(75)=薗=らとともに神事を済ませたあと、神殿の前に設置した。
木村さんの絵馬奉納は、亡き父靖夫さん(3年)の後を引き継いでことしで9年目。靖夫さんの代からちょうど1回りとなり、木村さんは「父の遺志を受け継いで写実的な動物の絵を描いてきましたが、来年からは神話など遊び心を取り入れてえとを描いていきたい」と話していた。