有害鳥獣対策を目的に活動している日高川町の環境警備隊は11日、玉置俊久町長に狩猟成果や巡回効果など報告した。
警備隊は狩猟などの資格所有者11人がメンバーで、試験的実施のことしは9月11日から2人1組となって連日川辺、中津地区を巡回。野生鳥獣の駆除や追い払いのほか、出没地域や個体数の調査、餌になるゴミなど不法投棄の啓発など行ってきた。隊員には県の雇用対策基金を活用し日額5500円と捕獲による報償を支給している。この日の報告によるとこれまでイノシシ7頭、シカ15頭、サル1匹を捕獲。巡回、追い払いの効果でサルは、以前より民家のある里へ下りてこなくなったという。 報告会で玉置町長はメンバーをねぎらうとともに、 「効果があったので来年度もやる方針。 栃木県などから視察に訪れるなど警備隊は全国的にも注目されており、 来年度は一層充実させたい」 と天敵からの農作物の防御に意欲を見せた。 メンバーからは、 サルの捕獲は現在の2人体制では難しいため巻狩り (狩猟地を多人数で取り囲み野獣を追い詰める) の意見が出された。
同町の野生鳥獣による年間被害は毎年2000万~3000万円にものぼり、昨年度で2100万円。日高地方管内で最も被害額が大きい。