県議会12月定例会は10日の一般質問で花田健吉議員が登壇し、 県事業の切目川ダム建設について、 仁坂吉伸知事の事業推進への決意をただした。 新政権が厳しく公共建設事業の削減を進めるなか、 仁坂知事は 「国の補助金の有無で県の必要性の判断が変わることはない」 と答え、 茅野牧夫県土整備部長も 「たとえ遅れることはあっても事業は完成させる」 と約束した。
花田議員は政権交代後の補正予算の見直し、 事業仕分けを振り返り、 民主党連立政権の公共事業削減を 「地方の声をまったく無視している」 とし、 高速御坊―南紀田辺間の4車線化予算凍結やダム建設の計画見直しは、 「世界不況からようやく立ち直りの兆しの見えた地方経済の回復に大きな打撃を与えている」 と批判。 そのうえで、 平成26年度完成に向けて工事が進む印南町の切目川ダムに関し、 仁坂知事の意気込みをただした。
仁坂知事は 「切目川ダムは周辺住民の生命と財産を守る治水、 水道・農業用水の安定化を図る利水の観点から、 地域にとって必要不可欠。 水没する地域の移転補償もほぼ完了し、 本年度から本体工事の一部 (仮排水トンネル) が着工するところで、 今後も国の補助金をもらいながら続けたい」 と現状と見通しを説明。 「しかし、補助金のあるなしで、 ダムの必要性の判断が変わることはない。 他県ではそういうところもあるが、 当県はそんなへんな考えはない。 県民の安全が国のいいなりになるようなことがあってはならない。 困難も予想されるが、 完成に向けて頑張りたい」 と強い決意を示した。
茅野県土整備部長も治水、 利水の面で重要不可欠であることを強調し、 「切目川ダムが国の来年度の補助事業として継続となるのか、 見直しとなるのか、 現時点では分からないが、 補助金を凍結されたり補助率を下げられたりしても、 時間がかかることになるかもしれないが、 事業は継続し、 完成させる」 と答えた。