印南町の玄素彰人町長は10日に開会した12月議会行政報告で外ケ濱埋め立て地の企業誘致についてふれ、 交渉を進めていた業者が進出を撤回したことを報告した。 これにより用地売却益を活用して計画していた併設の公園整備も 「見直しやむ無しと判断」 と白紙になることを明らかにした。
企業誘致は町が埋め立て地の有効活用として自動車部品リサイクル業者と交渉。 用地売却益5000万円、 年間100万円以上の固定資産税、 3~5人の雇用などを見込むとともに、 売却益を活用して平成23年度中開園をめどにみなべ町にある小目津公園 (約7500平方㍍) と同規模の公園整備を計画。 9月議会補正予算には周辺の道路や水道整備費も計上するなど進出に向け準備を進めていたが、 11月に埋め立て地周辺住民らでつくる団体が 「騒音、 油漏れなどが心配」 として509人の署名を添えて議会に反対請願を提出。 紀州日高漁業協同組合印南支所も請願の準備を進めるなど地元から反対の声が上がっていた。
行政報告で玄素町長は 「安全性や計画について検証がない中で反対活動が起こり撤回に至ったことは、 町全体の利益を考える立場からすれば残念でしかたない。 今後の企業誘致にも影響が出ないか懸念している」 と心境を語った。