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紀州鉄道のキハ603 当面は「休車」に

2009年12月17日
写真:紀伊御坊駅に保管されているキハ603

紀州鉄道.JPG 先月29日、 御坊商工会議所復活商工祭のイベントの一環で惜別のラストランを迎えた紀州鉄道の顔 「キハ603」 は今後の身の振り方が注目されているが、 同鉄道㈱は15日までに 「廃車」 ではなく当面 「休車」 の扱いで保管する方針を固めた。 休車にしておけば修繕さえすれば運行再開できる。 ただ、 修繕費や年間維持費の捻出などの高いハードルがあるようだ。  紀州鉄道㈱によると 「休車にして紀伊御坊駅で保管する。 基本的に残したいが、 今後どうするのかはまったく白紙の状態」 と話している。 ことし1月には地元観光に役立ててもらおうと車体を展示用にして一般公開し、 さらに列車内には各種鉄道の史料も展示するような構想もあったが、 いまのところ進展していないという。

 ラストランのあと、 車体を 「廃車」 ではなく 「休車」 にすることについては、 ことし9月に市内有志らの 「地域と紀州鉄道を元気にする会」 (岸田秀信代表) が要望していた。 しかし、 休車扱いになったのはいいが、 仮に再び運行させるとすると、 当面の整備費として約2000万円必要で、 年間の維持費も約500万円かかってくるという。 同鉄道㈱側では運営面から独自にこの予算を捻出するのは難しいとみている。 また元気にする会では一般から寄付を募る案も出ていたが、 いまのところ動きはないようだ。 キハ603は製造から49年、 同鉄道での運行開始から34年を経てラストランを迎えた。 緑と白のツートンカラー、 ノスタルジーを感じさせるエンジン音など、 全国の鉄道ファンから人気があった。

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