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島田の国道から車ごと海へダイブ

2009年11月29日
写真:縁石とガードレールの間から空き地に入り、海に向かってダイブした

12121212.jpgなんやなんや、何があったんや!?―。27日昼、印南町島田の国道42号沿いの空き地で、田辺市内のガソリンスタンドで給油代を踏み倒し、パトカーに追われて逃げてきた男が車ごと海へ飛び込んだ。現場には十数台のパトカーが集結、通りがかったドライバーらを驚かせたが、事故にしては壊れた車が見当たらない。「なんやなんや、何があったんや?」と野次馬も集まる騒ぎとなった。約15㍍下に転落した男は奇跡的に軽傷、病院で治療を受けたあと、詐欺容疑で御用となった。

 田辺署などによると、午後0時40分ごろ、田辺市上秋津のスタンドで軽乗用車にガソリン約25㍑を入れてもらった中年の男が、3000円ほどの代金を払わずに逃げた。店員が110番通報し、行方を追っていた署員が約40分後に同市内のスーパー駐車場で男が乗った車を発見、職務質問しようとしたところ再び走り出し、国道42号を北へパトカー9台が追いかけるカーチェイスとなった。

 男は前輪がパンクしながらも、信号無視を繰り返し、前の車を次々追い越しながら、約20分にわたり約22㌔逃走。御坊署管内の印南町まで逃げ、島田のローソン切目崎店北約400㍍の空き地に入ったかと思ったら、そのまま止まらず海に向かってダイブした。

 車はがけを滑りながら波打ち際に落ち、メチャメチャに壊れた車体は半分ほど海水につかったというが、男は幸いにも顔を切る程度の軽傷。捜査員に助け出され、救急車で田辺市内の病院に運ばれ治療を受けたあと、詐欺容疑で逮捕された。

 男は住所不定、無職の田上和也容疑者(50)。調べに対し、最後は「死んでもかまわない、捕まるぐらいなら飛び込んでやろうと思った」などと話しており、車については「盗んだ」と供述。同署は窃盗についても追及している。

 田辺から印南までの追跡劇は20分ほどだったが、ドライバーや住民はテレビの警察特番のような光景にびっくり。転落現場近くに集まった野次馬も「事故? 車は?」「田辺から来て海に落ちた? 死んだ?」などと、首をかしげるやらあきれるやらの騒ぎだった。

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