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日高地域環境研 美浜の松林を調査

2009年11月25日
写真:松林の中を歩きながら説明を聞く参加者

1125②.jpg 美浜町の煙樹ケ浜保安林への松枯れ対策の薬剤散布に反対している住民団体、 日高地域環境研究会 (瀬戸幸作会長) が23日、 保安林内の実態を歩いて調査し、 ふるさとの自然について考えるイベントを実施した。

 同会は、 美浜町が松枯れ対策として毎年行っている保安林への薬剤散布の効果に疑問を持ち、 ターゲットの松を枯らすマツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリが本当に死んでいるのか、 薬剤散布後に虫拾い調査を行っている。 その結果、 過去9年の調査で拾い集めた虫の死骸は6169匹で、 このうちマツノマダラカミキリは1年目の4匹と2年目の1匹の計5匹しか見つかっていない。 また、 枯れて死んだ松の木は町や専門家の予測に反して年々増加しており、 平成20年度は338本が確認されたという。

 砂地ややせた乾燥土壌に強い松は、 海岸部でこそ元気に育ち、 防潮林としての機能も果たすが、 海岸より北側の役場や和歌山病院周辺の松林は木が生い茂って日当たりが悪く、 松葉など腐葉土が堆積して松にとっては栄養過多の状態にあるのが現状。 「これでは地表照度が悪く、 光合成が機能せず、 CO2の吸収率も下がり、 結果として地球温暖化抑止効果も低くなっている」 とし、 参加者は 「自然の摂理に従って、 北側の木が茂った松林は普通の森にしてやるべき」 「住民の税金を使っての薬剤散布は、 効果に疑問があるのはまぎれもない事実。 松枯れについては他の安全で効果的な方法をさぐるべき」 などと話していた。

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