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大成中野球部女子選手の西谷さん 県大会に出場

2009年11月13日
写真:「目指すは優勝」と笑顔の西谷さん

1113④.jpg 14、15の両日、新宮市の黒潮スタジアムなどで開催される県中学校新人野球大会。日高地方代表の大成は、女子選手の西谷真理菜さん(13)=2年、御坊市藤田町吉田=が先発メンバーに名を連ねることになりそうで、「地方大会なら珍しくないが、県大会で女子がプレーしている姿は見たことがない。おそらく初めてでは」と注目を集めている。

 右投げ右打ち。日高地方新人大会4試合フルイニング出場を果たした2塁手で、打順は8番。1回戦で1打点をマーク、決勝の清川戦では見事中前打を放った。チームを率いる宮西紀行監督は「守備範囲の打球は確実にさばいてくれるし、ミートが非常にうまい」。堅実な守備とシュアな打撃に太鼓判を押し、特に打席に入った時は軟式野球で多用される無死、または1死3塁からのエンドランのサインも自信を持って送れると期待をかける。

 2歳年上の兄は全国的に強豪として知られる智弁和歌山高校の野球部員。その兄の姿を見て、小学2年から藤田少年で白球を追いかけ始めた。6年生時には市内の春季大会で投手として最優秀選手にも選ばれ、大成中へ進学後もすぐに野球部へ入部。3年生が引退した今秋からレギュラーポジションと背番号「4」を手に入れた。

 肩や足、パワーは男子選手に及ばないと感じている。だから、あっと驚くファインプレーや外野の頭を超える長打よりも「追いついた打球はすべてアウトにする」「右方向へ打って走者を進めたい」と普段から心がける。チームの主将で右打者の外角への制球が生命線のエース左腕・高川進君からは「セカンドへ打たせてもエラーしないから外へも安心して投げられる」と信頼が厚く、打撃では帰宅後も1時間余り素振りに打ち込むことがあるというほど熱心に練習を重ね、自慢のミート力に磨きをかける。

 ドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受けた岡田俊哉投手(智弁和歌山3年、美浜町吉原)のファンで「将来も野球を続けたい」と話す。迫る県大会は各地方の代表8チームがトーナメントで激突。大成は初戦で上富田との対戦が決まっているが、「目標はもちろん優勝。ミスをせず、エンドランとかもきっちり決めて勝利に貢献したい」と闘志を燃やす。

 中体連の軟式野球は女子の出場も認められている。関係者によると、日高地方では十数年前から男子に交じって活躍する選手が現れ始め、今シーズンも数人が野球部に所属している。ただ、県大会に出場するような強豪でレギュラー入りするのは難しく、中学野球に携わって20年以上になるベテラン指導者でも「県大会で女子がプレーしたというのは聞いたことがない」と話している。

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