プロ野球新人選手選択会議 (ドラフト) は29日、 東京都のグランドプリンスホテル新高輪国際館で開かれ、 日高地方から岡田俊哉投手 (17) =美浜町吉原、 智弁和歌山高=、 山本哲哉投手 (24) =由良町大引出身、 三菱重工神戸=の2選手がそろって上位指名を受けた。 甲子園へ4度出場、 最速144㌔左腕の岡田投手は中日ドラゴンズの1位指名。 小学校からの夢実現に喜びを爆発させ、 「エースと呼ばれるようになりたい」 と目を輝かせた。
午後4時半過ぎ、智弁和歌山高校2階会議室に設置された会見場に高嶋仁監督らとともに姿を見せた岡田投手。50人ほどの報道陣に囲まれる中、「1位で指名していただいてとてもうれしい」と運命の一日の緊張感から開放されて表情を崩し、「自分の夢だったプロ野球選手になれる。不安はない。希望でいっぱい」と力強く語った。
ドラフト前から12球団OKを表明。 プロ入りに支障は何もない。 中日ドラゴンズの印象については「若手のピッチャーが頑張っている。いいチャンスだと思う」と述べ、「いい評価をしてくれた中日に決まってよかった」と百点満点の笑顔をはじけさせた。将来の目標は「エースと呼ばれる投手になりたい」と早くもでっかい目標。「(智弁和歌山に)入学した時は、プロ野球選手になれると思っていなかった。応援してくれていた家族にも1位でよかったと伝えたい」と周囲に感謝の気持ちも示した。ドラフトでは花巻東・菊池雄星投手の外れ1位となり、「(菊池に)いま勝負しても勝てると思っていない。2、3年経験を積んで勝負したい」と、ともに甲子園をわかせた左腕にライバル心をむき出しにし、「早く1軍に上がって投げられるようになるので応援お願いします」と意気込んだ。
恩師の高嶋監督からは「ローテーションを守れるピッチャーになってほしい。まだまだ伸びしろは大きい。まず体づくりをして、山本昌投手(中日)のように息の長い選手に、200勝を目指して頑張ってほしい」と激励の言葉。会見後、グラウンドのナインたちへ報告に行くと胴上げや持ち上げられたりして祝福され、早速、中日の帽子をかぶってカメラマンらのリクエストにも応えた。
岡田 俊哉(おかだ・としや) 平成3年12月5日生まれ、家族は父、母、兄、妹、祖父母。180㌢・69㌔。左投げ左打ち。小学校2年から松原少年で野球を始め、松洋中では硬式の日高マリナーズに所属。3年春に全国ベスト16、同夏にはオールジャパンに選ばれ世界大会で活躍した。高校3年間の公式戦成績は4度の甲子園を含めて232回3分の2、21勝4敗、防御率1・62。切れ味鋭いスライダーはじめカーブ、チェンジアップ、フォークと多彩な変化球を操る。