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岡田投手 12球団OK

2009年10月28日
写真:静かにドラフト指名を待つ岡田投手

岡田君.jpg 29日に開かれるプロ野球新人選手選択会議 (ドラフト) で、 美浜町吉原、 智弁和歌山3年の岡田俊哉投手 (17) =松洋中出身=が注目の存在だ。 1年夏から4度の甲子園出場を果たした最速144㌔の本格派左腕。セ・パ11球団が接触しており、上位での指名が確実視されている。 岡田投手は運命の日まであと3日と迫った26日、 和歌山市冬野の同校で2年半の高校野球生活を振り返るとともに現在の心境を語った。

 「右打者のインコースを突くのが一番好き」と強気の投球で夏の甲子園をわかせた左腕だが、ドラフトが目前に迫ったいまは「緊張とか楽しみとか特別な気持ちはないです。普段通り」と極めて平静。上位指名確実と伝えられるスポーツ紙の報道にも「まだ決まったわけではないので意識していない」と話し、前日25日に自身のドラフトにも影響するとみられる花巻東・菊池雄星投手の進路が日本球界に決まったことでさえ「他人のことはまったく気にならない」と意に介していない。胸中にあるのは「小学生からの夢」というプロ入りが実現できるかどうかだけ。静かに運命の日を待っている。

 当初は大学へ進学、その後にプロ入りを考えていたが、3年春のセンバツ出場を逃したことで「もっと上のレベルでやるという意識を持って練習しないと成長しない」と進路を変更した。もともと勝ち気な性格。少しはやれるかどうかの不安も持っているが「さらに上のレベル」を目指した結果、今春には自身の進路が固まった。あこがれのプロ野球選手は、球界を代表する左腕、ソフトバンクの杉内俊哉投手。「決して表に闘志は出さないが、内側では燃えている感じがする」と自身のいまの気持ちと重ね合わせる。

 4度の甲子園での一番の思い出は今夏の2回戦、9回逆転勝ちの札幌第一戦。1回戦では2安打完封と圧巻の投球内容だっただけに4回までに5点を奪われたマウンドを取り上げるのは意外だが、「みんなで試合をひっくり返してくれた。あの時の感動は忘れられない」と自身が選ぶ高校生活のベストゲームだ。夏の甲子園から2カ月余りが過ぎたが、「本当に運がよかったと思う。いい出会いがあり、とてもいい経験ができ、たくさんの人のおかげで成長させてもらった」と周囲に感謝の気持ちも忘れない。

 ドラフトを前に、26日も懸命にウエートトレーニングなどに汗を流した。指名されれば「基本的に12球団どこでもOK」の姿勢で、「プロへ入ったとき、恥ずかしくないようにできることはきっちりやっておきたい」と黙々と練習に取り組む。切れのある多彩な変化球を操るが、 180㌢、67㌔の細身でまだまだ伸びしろ十分と評価される逸材。 10年後には「エースと呼ばれるようになれたら」と将来像を描き、ドラフト会議でのコールを願っている。


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