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危険業務従事者叙勲に坂本さんと北岡さん

2009年10月11日

写真:「皆さんのおかげ」と坂本さん㊧と「今後も防災に頑張る」と北岡さん

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 警察や消防、 自衛隊など危険性の高い業務に精励した人に贈る第13回危険業務従事者叙勲の受章者が決まり、 県内から警察功労や防衛功労など18人が選ばれた。 日高地方からは消防功労で御坊市湯川町財部55―6、 元御坊市消防司令長の北岡香さん(65)、 警察功労で日高川町小熊4066―11、 元県警警部の坂本多吉さん(74)がともに瑞宝単光章を受章した。 11月上旬から中旬に、 県庁や東京で伝達される。

 昭和32年4月に県警巡査を拝命し、 平成6年3月に退職するまで34年余りの長きにわたり警察職務に精励し、 公共の安全と秩序の維持に尽力してきた。
 御坊署をはじめ、 串本署、 海南署、 和歌山東署など県内全域において特に地域防犯で活躍。 「いろいろ大変なこともありましたが、 地域住民に平和で安心安全に暮らしてもらいたいという一心でやっていましたね」 と懐かしく振り返る。 最も印象に残っているのは、 串本署時代の水難救助。 大雨で河川があふれ、 家の庭先で孤立した住民数人を救出し、 「水が腰上ぐらいまでありました。 若かりし日の勲章なんです」 と照れくさそうに笑う。 警察人生のスタート、 ゴールを含めて計3回配属された御坊署管内でも思い出は多く、 防犯少年課主任当時の昭和53年には市内の中学校における連続校内暴力事件の検挙に貢献。 県警本部との2カ月間にもわたる合同捜査に努めた結果、 潜在暴力事案67件を解明。 首謀格3人を含む14人を検挙補導し、約30人の非行グループの解体に成功した。 受章に際しては 「本当にうれしい限り。 これも先輩や周りの方々の指導や協力、 家族の理解があったからこそ」 と感謝を述べ、 「これからも一住民として地域防犯のお役に立てれば」 と話している。


 昭和39年12月に市消防本部に採用され、 平成17年3月に消防署長として退職するまで40年にわたり、 地域の防災や救急業務の高度化に全力を注いだ。
 数え切れないほど出動した火災現場などすぐによみがえる記憶はたくさんあるが、 最も印象深いのは、 一番力を注いだ救急体制の確立。 子どものころからボーイスカウトで救急法を習い、 県赤十字奉仕団のメンバーとしても救急や救助技術を勉強して得た知識と経験を消防でも発揮。 昭和44年の救急業務のスタート時から携わり、 救急のあり方を日々研究してきた。 「当時は患者さんを運ぶだけでしたし、 病院とのつながりも薄かったので、 受け入れ態勢も十分ではなかった。 たらい回しもまれにあって、 病院とけんかしたこともありました」 と振り返る。 機会あるごとに医師会らに働きかけて受け入れ態勢を整え、 救急救命士の養成にも力を注ぐなど、 現在の救急体制の基礎を築き上げてきた。 「救急や救助の最前線に立ち、 少しでも救命の役に立てたことが40年間の財産でしょうか」 とはにかみ、 受章には 「本当に多くの人の支えがあったからいただけた。 これからも町内会単位での講演など、 自分にできる防災を頑張りたい」 と張り切っている。


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