国土交通省の本年度補正予算の見直しで、 執行停止事業候補の1つに挙がっていた阪和自動車道の御坊―南紀田辺IC間の4車線化工事は9日午後、 同省が正式に凍結の決定を公表。 これを受けて直後、 仁坂吉伸知事は 「4車線化の早期実現を待望してきた和歌山県にとって甚だ遺憾。 速やかに着手されるよう政府に対し強く訴えていく」 と不満のコメントを発表した。
御坊―南紀田辺間27・2㌔は事業費が約750億円で、 ことし4月に開かれた国土開発幹線自動車道建設会議 (国幹会議) で4車線化が承認されたのを受け、 県は負担分約102億円を6月補正で予算化。 4月の国幹会議直前には山形や新潟など10県の知事らとともに自民党幹部、 国交省道路局長らに事業承認を要望、 これが実った形となった。 しかし政権が変わって補正予算の見直しが進められるなか、 仁坂知事は7日に前原誠司国交大臣に事業推進を直訴したが、 その2日後にむなしい結果の知らせが届いた。
仁坂知事は今回の凍結決定に対し、 「御坊―南紀田辺間は暫定2車線で開通後、 地域産業や観光振興に大きく寄与している一方、 交通量の増加や対面通行による衝突死亡事故などに対応するため、 早期4車線化が求められている。 県は負担分の予算を可決し、 残土処分場については地元同意を得られるなど、 着工に向けた準備が進んでいる。 今後も速やかな事業着手を訴えていく」 とコメントを出した。