みなべ町西本庄、 須賀神社 (楠本誠二宮司) の秋祭りは8日に宵宮、 9日に本祭りが行われ、 大勢の見物人でにぎわった。 宵宮ではやぶさめ神事の伝統を残すといわれる競 (くら) べ馬があり、 各地区から奉納された7頭の馬が一の宮から二の宮までの約200㍍区間を勇壮に疾走。 本祭りでは渡御がクライマックスとなり、 神輿などが古式ゆかしく参道を練り歩く姿に歓声が上がった。
宵宮の競べ馬には晩稲から3頭、東本庄・谷口・新庄から各1頭と、ことしは特別に、運営するやぶさめ会から1頭、計7頭が登場した。2頭ずつ競走させる奉納競馬が行われると、コースの馬場には大勢の人だかり。馬蹄(ばてい)の音を勇ましく響かせながら走る馬にカメラを向ける姿も見られた。
本祭りでは午前中に神殿式を行い、巫女の舞では田上結依さん(上南部中2年)、前田紀子さん(同1年)、田上知佳さん(上南部小6年)、武田陽子さん(同6年)の4人が「浦安の舞」を厳かに奉納した。午後から行われた神輿渡御は一条天皇(986~1011年)の時代に京都の祇園御霊宮(八坂神社)から勧請された様子を再現したといわれ、各地区ののぼりや獅子、屋台、だんじりなどが列をなした。神輿が参道を「ワッショイ、ワッショイ」と威勢よく練り歩き、えびすを担いだ子どもも元気いっぱいに掛け声を響かせた。宮入り後は各地区の獅子舞などを奉納。最後は馬が馬場を走り抜け、祭りに幕を下ろした。