市内東春日会場で建設時に屋根裏に置いたタイムカプセルが27日、区役員らの立ち会いのもと20年ぶりに開封された。約30年前に地元住民らが富士山の登山に挑戦したときの写真や名簿、下川河川愛護会を立ち上げたときの記録など、当時をしのぶ貴重な品々ばかりで、見学にきた年配の地元住民らは思い出話に花を咲かせていた。
東春日会場は平成元年4月に建設されたが、施工業者の中野鉄工所が竣工記念として、縦・横20㌢、長さ70㌢の鉄骨製タイムカプセルをつくって寄贈。地元住民がさまざまな品を入れて屋根裏に保管していた。同会場はことしで築20年を迎えており、節目の年の記念にタイムカプセルを開封することになった。
地元町内会の林猛会長が「懐かしいものがいっぱい入っていると思います」とあいさつしたあと、タイムカプセルのふたを慎重に開けて中の品々を取り出した。昭和52年に富士山に登ったときの写真では、当時の若い自分たちの姿にちょっぴり照れながらも「あのときみんなで登ったのはいい思い出。登山の高齢者名簿に載った人もいた」などと、振り返っていた。このほか、昭和天皇崩御を伝えた全国紙や4ページ建てだったころの本紙、地元の各種行事やサロン活動の写真、会場建築の寄付名簿など約30点があった。また、アルバムの表紙は女優南野陽子さんの若かりしころの写真が使われているなど、時代を感じさせていた。これらの品々はこの日同会場で展示され、地元住民らも見学にきた。
タイムカプセルは再び屋根裏に保管。さらに別のタイムカプセルを用意して、近年の思い出に残る品も入れた。次回、開封は10年後を予定している。