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いける! ギンマッカウリの金山寺味噌

2009年9月26日
写真:出来上がった金山寺味噌に笑顔の中村さん

0926⑧.jpg 日高特産品販売促進協議会が進める日高町原谷産のギンマッカウリ (通称) を使った金山寺味噌づくりは、 会員の味噌加工業者による試作品が完成した。 昔は日高地方でも金山寺味噌によく使われていたが、 採算面から農家が作らなくなり、 いまでは 「幻の具」 とも呼ばれるギンマッカウリ。 試作1年目のことしは天候不順で量こそ少なかったが、 新たな特産として味、 香り、 食感とも上々の出来となった。

 日高特産品販売促進協議会は昨年度、 味噌やしょうゆ、 なれ寿司、 梅干し、 かまぼこなどの人気商品を製造・販売する32の事業者で発足。 本年度は新しい特産品づくりとして、 ギンマッカウリを使った 「日高のこだわり金山寺味噌」 の開発に取り組んでいる。 ギンマッカウリは日高農産物組合 (金崎昭仁組合長) が原谷のほ場約6㌃で栽培し、 7月8日と18日の2回で計約700㌔を収穫。 味噌づくりは市内の老舗業者、 天田屋と堀河屋野村の2店が引き受け、 このほど試作品が完成した。
 
 室町時代、 由良町にある興国寺の法燈国師が中国で作り方を習得して日本に伝えたといわれる金山寺味噌は、 現在、 県内では北は和歌山市や高野山、 南は田辺市などで作られている。 具のウリは、 日高地方では50年ほど前までギンマッカウリがよく使われていたが、 市内名田町などの農家も採算面から他の作物に切り替わり、 江戸時代中期の文化5年 (1808) に創業した金山寺一筋の天田屋も、 現在は主に徳島県の塩漬け用のシロウリを使用している。
 
 基本的な作り方はどちらも同じで、 九代目店主の中村義男さん (73) は 「ギンマッカウリの栽培も原谷の農家の方は初めてで、 ことしは天候の具合で量が少なかったみたいですが、 出来上がった金山寺味噌は生のウリのサクッとした歯ごたえ、 新鮮な香り、 味も最高です」 とにっこり。 商品化にはギンマッカウリが1年を通じて安定して供給してもらえることが条件となるが、 「品質は消費者の皆さまにも喜んでもらえると思います。 ことしは数量限定で販売し、 来年以降も開発に協力していきたい」 と話している。

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