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二階氏 意地と底力でV9

2009年8月31日
写真: 「この瞬間を終生忘れない」と感激の万歳の二階氏㊨

二階ばんざい.JPG

開票結果のコピー.jpg

 注目の第45回衆院選は、 30日夜に有権者の審判が下った。 経験と実績VS変革で事実上の一騎打ちを繰り広げてきた3区は、 本紙戦力分析の予想通り、自民党前職二階俊博氏 (70) が危機感漂う中もベテランの意地と底力で逆風をはね返し、 見事9選を飾った。 一方、 元県議の民主党新人玉置公良氏 (54) は前回の党擁立候補から大幅に得票を伸ばす善戦だったが、 追い風に乗りきれず涙。 しかし、 全国的な党の圧勝を受けて比例で復活した。 幸福実現党新人湊侑子氏 (26) は知名度不足と出遅れが響き、 精彩を欠いた。

 かつてない激戦となった今回の選挙、二階氏の田辺市の事務所には午後9時ごろから支持者が集まり始め、テレビの開票速報を心配そうな表情で見守った。9時50分ごろ、郡部の数字が届き、開票率47%で約1万3000票差をつけると、事務所の空気は一気に緊張がほぐれ、支持者からは「よしきた」「いける」と気合も聞こえ始めた。

 10時8分、テレビが二階氏の当選確実を告げると、周りから悲鳴にも似た歓声がわき起こり、数百人に膨れ上がった事務所では抱き合って喜び合う人や感激で涙ぐむ女性も。二階氏は大きな拍手に迎えられ、真砂充敏田辺市長、鶴保庸介参議らと万歳を繰り返し、まずは支持者に向かって「私はきょうのこの喜びの瞬間を終生忘れません」と頭を下げて感謝。自民党に対する激しい逆風のなか、初心に帰って戦い、苦しんでの勝利は「酷暑もどしゃ降りの雨もいとわず、ご支援いただいた同志の皆さんのおかげ」とし、目には涙を浮かべて何度も何度も頭を下げた。

 元総理、閣僚経験者も苦杯をなめた党の大敗については、「この結果を謙虚に受け止め、真摯に反省し、重い責任を担って一から再出発したい。しかし、自民党、公明党はまだ負けたわけではない」と大きな声で主張。「私は心の底から今日までの政治経験に照らし、 この紀伊半島から逆転ののろしを上げたい。 その道のりは極めて厳しいが、 ご支援いただいた同志の皆さまに報いるため、まさにいまから、 このふるさと和歌山、そして日本をよくするよう頑張っていこうではありませんか」と、こぶしを突き上げ支持者らの歓呼にこたえた。そのあと女性から祝福の花束を贈られ、初めて「ありがとう」 と小さく笑顔をみせた。


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