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市内で珍しい曳家工法

2009年8月29日
写真:50㌧の店舗が移動していく

0829⑦.jpg 印南町印南原の㈲坂井家起こし (坂井誠治代表) は、 市内で建物移動(曳家)工法による工事に取り組んでいる。
 
 曳家を行う業者は県内に3業者しかなく、 比較的珍しい工法。 移動させるのは薗の土屋金物店の店舗と住居。 店舗は鉄筋2階建てで床面積は116平方㍍、 重さは約50㌧。 移動はまず店舗の基礎部分を掘り出しレールに乗せ、 後ろから油圧ジャッキで押し、 前から人力のチルホールで引っ張っていく。 最初は西へ5㍍、 続いて北へ10㍍で、 作業員たちの表情は真剣そのもの。 特にチルホールで引っ張る2人は、 左右同時に引かなければならず、 声をかけながら息を合わせて少しずつ動かしていった。 また木造2階建てで重さ40㌧の住居も北へ10㍍、 西に60㍍と大きく移動させた。 基礎部分の掘り出しなどに数日から数十日かかるが、 実際に動かしてからは数時間で完了する。
 
 曳家工法は新築するより3分の1程度の費用で済む、 歴史的な建築物や貴重な文化財などをそのままの姿で移動できるなどのメリットがある。

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