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戦力分析・有田郡市編

2009年8月25日
写真:ミカンのまち有田は農業政策がキーポイントに

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 衆院選は後半戦に突入したが、 本紙では本県3区を4郡市に分けて現地取材と前回票などを参考に終盤の戦況を探ってみた。第1弾は有田郡市。 経済産業大臣の自民党前職二階俊博氏(70)=8回・市内島=が圧倒的な組織力からみて有利な戦いを進めているが、 そこに元県議の民主党新人玉置公良氏(54)=白浜町堅田=が浮動票の取り込みや一部農業者の支持で猛追。一方、幸福実現党新人湊侑子氏(26)=田辺市栄町=も徐々に知名度が上がっている。

 玉置陣営 昨年の湯浅町長選、 続く有田市長選をみても現職が敗れるという変革への風が民主旋風を後押し。 本拠地の田辺、 白浜に続く早い段階で事務所ができ、 組織力での劣勢は否めないが、 無党派層を取り込み前回より大幅に票を伸ばすのは確実だ。 「ミスター年金」 こと長妻昭氏が地元入りしたり、 鳩山代表がミカン農家を視察してバックアップ。 「年金」 「子育て」 「道路特定財源の廃止」 に焦点をしぼった訴えが浸透しつつあり、 60代以上や農業者ら古くからの自民支持層の切り崩しも進んでいる。 共産支持層は8割以上を確保。 30日に同日町長選を控える広川町、 苦戦している有田川町の盛り上がり次第では五分五分か、 それ以上も狙えそうだ。
 
 二階陣営 後援会の新風会が活動するとともに、 今回は全4市町で首長や商議所会頭を本部長とする選挙対策本部を立ち上げたのが特徴。 これまで新風会だけで支持を得るのが難しかった部分もカバーしている。 昨年9月の有田市長選では新風会が応援した候補者が落選し、 以後のしこりが心配されたが、 現職市長もいまは二階氏の支持に回っており、 影響は少ない。結局、全4市町の首長から支持を得て、 県議5人のうち共産党以外の4人も二階派。 地元名産ミカンの生産農家からの支持が多く、 JAも全面的に応援している。 組織的にみれば前回以上に盤石の態勢。 ただ、 時代の流れか組織力がうまく機能していない面もあり、前回票の確保は難しい。
 
 湊陣営 市内は従来の自民党支持層がいまだ強い印象だが、 郡部の農業や漁業を営む高齢者らから歓迎を受け、 まずまずの感触。 花火大会ではうちわを配って交流し、 若い年齢層にもアピールできた。

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