民間災害ボランティア団体の紀州梅の郷救助隊=尾崎剛通隊長(60)=は18・19日の2日間、 水害が発生した兵庫県の佐用町で復旧作業を展開。 今月1・2日の山口県防府市に続き、 ことし2回目の出動となった。 今回は隊員ら5人が参加し、 橋梁の点検や整備作業に尽力。 隊員は 「地域ごとのリーダーや、 地形に合った防災マニュアルが必要だと感じた」 と話した。
梅の郷救助隊の出動はこれで11回目。 今回出動したメンバーは尾崎隊長、 駒木弘事務局長 (58)、 井口雅裕(55)、 藤川雅史 (28) 両隊員のほか、 小谷芳正町長が 「実際に災害の現場の様子を学んで来てほしい」 と、 上下水道課の井上博昭さん (33) も派遣した。
佐用町では台風9号の被害で死者や行方不明者が発生。 家屋の倒壊や浸水など広範囲にわたって被害が出ている。 尾崎隊長と知り合いの災害ボランティアコーディネーター高砂春美さん (神戸市) と連絡を取り合い、 出動要請を受けた。
17日夜に役場第1庁舎を出発、 翌朝兵庫県入り。 メンバーらは主に橋の点検を任され、 流木の撤去作業等に従事。 直径50㌢ほどの木が橋脚や橋台などにひっかかっているところもあり、 持参したチェーンソーなどを使って撤去作業を進めた。 2日間で計5基の橋梁の整備が完了した。 今回は梅干し50㌔とPR用 (1粒入り) に作ったパック285個を持参。 50㌔は避難所に配り、 PR用は 「作業の合間にどうぞ」 と他のボランティアらに配った。 尾崎隊長は 「やはり現地のリーダーの必要性を感じた。 それによって復旧作業の効率がずいぶんと違う」 と話し、 町職員の井上さんは 「報道よりも悲惨な状況だった。 現地は水害に弱い地形で過去にもたびたび被害があったというが、 今回はこれまで以上の大きな被害が出たと聞いた。 基本の防災マニュアルは必要だが、 地形に対応して見直す必要があると感じた」 と話した。