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晩稲の光明寺で六斎念仏

2009年8月18日

写真:六斎念仏を唱える保存会のメンバーら

六斎念仏.JPG みなべ町晩稲、 西山浄土宗光明寺 (和田教完住職) で県指定文化財の 「六斎念仏」 が14日から営まれている。 起源はいまから400~500年前とされ、 旅の僧侶が滞在して地元の人々に伝えたのが始まりといわれる。 鉦を打ち鳴らしながら本堂、 地蔵堂や英霊堂などで経を唱える仏事。 23日までの期間、 計5日間にわたって執り行われる。

 言い伝えによると400~500年前、晩稲地内の下の尾地区に旅の僧侶が長期にわたって滞在し、住民に経を伝えた。経は「七つ子」「賽の川原」「六字訓」「四方拝」「山ごもり」「身売り」の6曲で1曲は15~30分。戦前は光明寺の盆行事として有名だったが、戦時中に一時中断。戦後、寺や檀家信徒の努力で復活し、現在は檀家信徒で結成する六斎念仏保存会(嵜山瀁会長)が中心となって行っている。8月中に5日間にわたって本堂、地区内の薬師堂、大師堂など8カ所で営まれる。昭和44年4月には、「紀南地方における浄土宗の教えの隆盛を物語る仏教芸能の一つで、文化遺産としての価値が高い」と県指定無形民俗文化財に指定された。
 ことしも保存会のメンバー8人が9日から11日まで練習して本番に備え、初日の14日は英霊堂で「四方拝」、地蔵堂で「七つ子」、本堂で「六字訓」、内仏で「四方拝」をそれぞれ唱えた。澄んだ鉦の音色と厳かな読経の声が周辺に響きわたり、町外の歴史マニアらも数人訪れて見学していた。16日には薬師堂で実施。17日に常楽観音と庚申、20日に大師堂、23日に地蔵堂と本堂で行われる。


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