トップページ > 日高春秋>

相手に学ぶ姿勢で前進を

2009年8月18日

 昔に比べると、少なくなったといわれる盆踊り。ことしもいくつか取材させてもらった。狭い道沿いに民家が並ぶ美浜町の和田東地区は、区内にあるイベントに適した広場ではなく、狭い集会場の庭で開催。区の役員や母親クラブ、スポーツクラブの若いお父さん、お母さんも汗だくになってたこ焼き、焼きそばなどの露店に大忙しで、子どもたちはゲームに大喜び。 たしかに運動会をする広場では広すぎ、ちょっと狭いぐらいの集会所の方がにぎやかで、一体感を感じた。

 また、Iターンの新住民が増えている三尾地区は、昨年4月から廃校となった三尾小学校のグラウンドで開催。こちらは少し広い感じもしたが、県外から来た人たちも参加・協力しており、子どもからお年寄りまで多くの人が楽しんでいた。人だかりには関西ではない訛りやきれいな標準語が聞こえ、かつて移民を送り出した進取のまちはいま、小学校の廃校を機に地域づくりの面でパワーを発揮している。

 いずれも子どもの姿が多かったことがうれしく、うらやましかった。盆と正月というように、子どもにとっても夏休みの盆は正月と同じぐらい楽しいもの。遠くの親戚の○○ちゃんが来て、お父さんやお母さんもいつもよりやさしく、夜には楽しい盆踊りがあり、たこ焼きやかき氷、ゲームにテンションが上がって、自転車も思わず立ちこぎ...。夏の思い出はいつまでも忘れないだろう。

 人口が少なく、企業の数も種類も少ない日高地方は、都会に比べ、ヒト、モノ、カネの流れも小さくゆっくりとした深海。光も弱い不況のなか、地域も企業も人と交わり、相手に学ぶ姿勢を持って動き回らねばいずれ絶滅する。      (静)

関連記事

powered by weblio


 PR情報
 PR情報
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)