ことし3月13日のブレード(羽根)破損事故で運転停止となっている日高川、 広川の町境の風力発電事業で、事業主のクリーンエナジーファクトリー(CEF)㈱から日高川町へ現状報告があり、事故原因の究明で停止となっていることが分かった。
風力発電事業は 「白馬ウインドファーム」 という名で、 日高川町室川峠付近から白馬山脈の尾根沿い西へ8㌔間に風車20基を設置し、 関西電力に売電する仕組み。 本体は直径4・3㍍~2・6㍍、 高さ62㍍のタワーに長さ38・5㍍のブレード3枚を取り付けている。 設置工事がほぼ完了し、 4月の本格稼働に向けて試運転を開始しようとしていた矢先、 室川峠から西へ数えて5つ目の5号機が破損。 3枚のうち2枚が、 張り合わせた部分が竹を割ったようにパックリと外れたあと中央部分で折れたと見られ、 現在はブレードを取り外している。 CEFによると、 以降事故原因の調査を行うとともに、 製造メーカーのドイツGEウインド社から折れたブレード固有の問題との情報があったため、 ほかのブレードは使用可能と判断。 目視点検を含めたより一層の安全確認で一部の風車については継続的に試運転をしてきたが、5月下旬に白馬と同時期に設置した静岡県のウインドファームで同様の破損事故が発生。 いずれもGEウインド社製、 インドの工場で製造したブレードであることから、 この事故を受けて同機種のブレードについて全般的な事故の見解が出るまで、 白馬では安全上すべての風車の運転を自主的に停止しているという。現在、調査の結果、静岡の10基のうち5基については安全が確認されているが、 原因究明にまでは至っていない状況。本格稼働は原因究明、安全確認がされたのちとなることから早くても1年以上先となりそう。町では 「60億円という国の補助事業で、動かないというのは国家的な問題。 地域の人も土地提供などで協力しており、1日も早い本格稼働を願っている」と話している。