第48回全日本学生なぎなた選手権大会(インカレ)が9日に山口県の下関市立大学健康スポーツセンターで開かれ、市内藤田町吉田出身で大阪体育大学3年の間野大奈さん(20)が個人、演技の両部で準優勝した。唯一の最上級生、主将として後輩たちをけん引。全国の頂点には一歩届かなかったが、優勝候補の一角を崩し、九州勢を中心とする強豪相手に大健闘した。
3分2本先取制の個人の部には、大学の名を背負う各校の代表者36人が出場。トーナメントで熱戦を繰り広げた。間野さんは、1回戦で優勝候補との呼び声高い福岡の選手と対戦。1本先に奪って時間切れ、高校時代からこれまで1回も勝てなかった相手を下して勢いに乗った。2、3回戦で鎌倉女子、山形短期の各選手に2本、準々決勝で奈良女子の選手に1本、準決勝で日本女子体育の選手に2本勝ちを収め、決勝は別府の選手相手に奮闘。試合を優勢に進めていたが残り10秒、得意の「面」打ちで勝負に出たところを「すね」に1本入れられ、万事休した。
2人が仕掛け(打ち)と応じ(受け)に分かれ、攻守にわたる一連の流れの美しさや一体感を審判5人が判定する演技の部は、25組がトーナメント戦を展開。間野さんは昨年と同じ2年生の後輩と組んで連覇を狙った。1回戦の沖縄国際を4―1、2回戦の実践女子と準々決勝の山形短期を5―0で退け、準決勝では去る6月の関西選手権で敗れている神戸松蔭女子学院に3―2で見事リベンジ。決勝で福岡に2―3で惜敗した。5人の対戦で争う団体の部は17校がトーナメントを行い、間野さんが大将を務めた大体大は4位。「団体の入賞を逃し悔しいですが、個人と演技の結果は素直に喜びたい」と話している。
小学校1年から日本拳法に打ち込み、小中を通して何度も全国トップに輝いたほか、武道だけでなくバレーボールや陸上で活躍。なぎなたは高校からはじめた。172㌢の長身で、相手と打ち合う試合競技では長いリーチを生かした豪快さと威圧感が武器。演技では頭から足先まで凛とした構えと動きに存在感がある。