21日早朝、由良町門前地内の国道42号で、手押し車を押して横断中の近くの女性がトラックにはねられ、市内の病院に搬送されたが死亡した。御坊署ではトラックを運転していた大阪の男を自動車運転過失傷害で現行犯逮捕し、容疑を同過失致死に切り替えて取り調べている。同署管内ことし2件2人目の交通犠牲者となった。
亡くなったのは、由良町門前12―2、無職橋本敏子さん(86)。逮捕されたのは大阪府枚方市野村中町30、運転手田中邦則容疑者(31)。現場はJR由良駅から北約350㍍で、午前6時30分ごろ、橋本さんが国道を西から東へ横断していた際、和歌山方面から田辺方面へ南進中の田中容疑者運転の中型トラック(4㌧)にはねられた。手押し車はトラックの左前輪部分に挟まる格好で巻き込まれ、橋本さんは約20㍍はね飛ばされて路上に転倒した。直後に通りかかった男性が110番通報。日高広域消防救急隊が到着したとき、橋本さんは心肺停止状態で、救命措置を施しながら市内の病院に搬送されたが、全身を強く打っており、発生から約50分後の7時22分に死亡が確認された。
手押し車には牛乳やパンなどのほかビシャコが入っていたことから、橋本さんはコンビニで買い物をしたあと現場の横断歩道西側にある無人販売所でビシャコを購入し、帰宅しようとしていたとみられ、田中容疑者は田辺市内に荷物を取りに行く途中だった。現場は南向きに右カーブのあとの見通しのよいほぼ直線。同署では田中容疑者が前をよく見ていなかったのではないかとみて捜査している。