第91回全国高校野球選手権和歌山大会は11日目の23日、3回戦3試合が行われ、ベスト8進出を目指した地元2校はいずれも惜敗した。第2試合のシード・国際開洋第二は最終回の一打逆転の好機を生かせず、田辺に1―3で敗れた。第3試合の日高中津は和歌山商に3―4、9回サヨナラ負け。延長突入目前に痛恨の一発を浴び、昨年準優勝のリベンジはついえた。
開洋は1回、制球の定まらない田辺のエース・片井を攻め立て3四死球で2死満塁とし、阪本の二遊間へのゴロが敵失を誘って1点を奪った。先制して勢いに乗りたい開洋打線だったが、その後快音は聞かれない。2点を追う最終回は、無死から阪本が右前打。1死後、代打・石田が四球を選び、趙の1ゴロ2塁悪送球で満塁まで好機を広げたが、矢追、小島が連続三振に斬ってとられた。
先発・濵野は3回に適時打を浴び、5回には3単打で1失点。6回にも2死から適時打を許す苦しいマウンドとなったが、7イニング3分の1で11安打を打たれながらも3失点と、粘りの投球でエースとしての責任を果たした。8回1死2塁から登板の2番手・岡田もピンチをピシャリと断ったが、終わってみれば打線が3安打と援護できなかった。
国際開洋第二 100 000 000 1
田 辺 001 011 00× 3
日高中津は5回、2死3塁から中井の左前へポトリと落ちる幸運な2塁打でまず1点。なおも2死満塁と攻めて相手先発を降板させると、2番手投手から森の中前適時打で1点を追加した。続く羽佐も右前へはじき返したが、打球が1塁走者に当たる不運(記録は守備妨害)があり、同点にはできなかった。
若アユ打線は1点を追う7回、中井、赤﨑の連打などで1死2、3塁とすると、森の振り逃げで3走・中井が生還。同点に追いついた。さらに2、3塁から羽佐がスクイズを試みたが、相手投手の見事なグラブトスで本塁突入を阻まれ、勝ち越し点は奪えなかった。
試合はがっぷり四つのまま9回へ。若アユには、思わぬ幕切れが待っていた。9回2死走者なし。2番手・藤木の外角よりの変化球が痛打され、打球はあっという間に左翼スタンドへ飛び込んだ。延長まであと1死で、ケリをつけられた。
日高中津は先発左腕・木村が制球に苦しみ、1回に満塁から走者一掃の2塁打で3点の先制を許したが、2番手・藤木がカバー。藤木は登板直後の2回2死2、3塁のピンチを三振で切り抜け、3回には2者連続で打球を体に受ける安打を浴びたものの後続を断った。9回2死まで無失点。苦しい試合展開を立て直す好リリーフを見せてきただけに、最後の1球が悔やまれる。
日高中津 000 020 100 3
和歌山商 300 000 001 4