第91回全国高校野球選手権和歌山大会は7日目の18日、 2回戦4試合が行われ、 第1試合の南部は高野山を2―1で破り、 2年ぶりの初戦突破を決めた。 南部は1点を追う6回、 新谷の2点3塁打で逆転。 上村―井口の継投でリードを守り抜き、 手に汗握る投手戦を制した。
立ち上がりの南部は初戦の硬さもあってかちぐはぐな攻撃。 1回2本の内野安打で無死1、 2塁とするもバント失敗などで無得点。 5回には松根の左前打と死球、 犠打などで1死満塁と攻め立てたが、 火縄のスクイズ空振りで飛び出した3塁走者がタッチアウトになり、 火縄も三振に倒れた。
2度の先制機を逃したうえ6回に1点先制を許した南部。 いやなムードを吹き飛ばしたのが新谷の会心の一打だ。 新谷は1死1、 2塁で打席を迎え、 初球を強振すると打球は右中間を深々と破り、 一気に2者を迎え入れた。 後続は倒れたものの、 先手を打たれたあとすぐに高野山・伊永を攻略し逆転に成功。 1点を争う緊迫した展開の中、 初めて試合の主導権を握った。
南部の先発・上村は力強い速球と切れ味鋭いスライダーを武器に5回まで散発4安打の無失点で切り抜け、 マウンドを井口に譲った。 井口は6回、 守備の乱れなどで2死3塁とされ、 右前適時打を浴びたものの、 与えた得点はこれだけ。 上村とは対照的にスライダー、 カーブを中心とする緩急自在の投球で高野山打線をほんろうし、 7、 8回を三者凡退。 最終回は2死から右前打されたが、 次打者を危なげなく2飛に打ち取った。
南部は相手の6安打に対して5安打と打線が振るわなかったが、 自慢の投手陣が期待に応える働きを見せた。 「5月末からこの形」 という計算通りの投手リレーで井戸大志監督復帰後、 夏初勝利をマークした。 3回戦は20日の第1試合 (午前9時~) で近大新宮と顔を合わせる。
高野山 000 001 000 1
南 部 000 002 00× 2