日高川のアユ釣り客は年々減少しているが、 田辺市龍神村の民宿やおとりアユ店などでも客足が鈍り地域経済に影響が出ていることが分かった。 日高川漁協によると、 ピークの平成14年には遊漁券 (年券) 購入者は4600人だったが、 昨年は2515人と半分程度に落ち込んでいる。 釣り客の高齢化や冷水病の発生などが釣り客減少の要因とみられる。 全国的な傾向だという。
日高川は全国的にも知られるアユ釣りのメッカ。 シーズン期間中は県外からも大勢の釣り客が訪れるが、 近年は減少傾向が続いている。 漁協の遊漁券 (年券) 購入者の推移をみると、 平成13年が4500人、 14年が4600人だったが、 その後は年々減少。 18年は3000人を割り2494人、 19年には2414人まで落ち込んだ。 昨年は解禁当初の川の状態が良好で、 前年比約100人増の2515人だった。
減少の要因は、 アユ釣りを趣味とする人が高齢化しており、 友釣りを始める場合そろえる竿などの道具に多額の費用がかかるため若者に普及しにくくなっていることもあるという。 十数年前から問題視されている冷水病の発生も大きいという。 こうした影響で各漁協の遊漁券の販売収入も低調となり、 運営を圧迫しているのが現状。 日高川沿いの民宿やおとりアユ店の売り上げにも響いている。 龍神村の民宿業者によると、 「近年は、 宿泊するアユ釣り客は高齢者が多い。 どれぐらい減少しているかはっきりとは分からないが、 減っているのは確か。 川の状態が悪くなったのか、 釣れるアユの数も昔と比べて少なくなっている」 と話している。 ことしも解禁から約2カ月たったが、 雨で川が濁っている日が多く今のところコンディションはよくない。 冷水病も例年と同程度みられるという。