局地的に激しい雨が降る「ゲリラ豪雨」による床上浸水が、日高地方でも数年前から発生していることを受け、日高広域消防は万一に備えて小型救命ボートを全出張所に配備。23・24日には印南出張所が取り扱い訓練を実施した。
小型船外機付きの4人乗りゴムボートで、波や流れのある海と川での救助には向かないが、豪雨などで民家が浸水した場合、取り残された住民らの救出に威力を発揮する。
取り扱い訓練は印南原地内の「尻掛池(しりかけいけ)」で行い、隊員4人がボートに乗り込んでエンジンのかけ方や操縦を実践。水害などを意識して周辺を検索しながら、ゆっくりとボートを進めていた。岸から指示を出していた印南出張所の寺嶋太加伸班長は、「出動する機会がないことを願うが、もしものときは人命救助に生かしたい」と表情を引き締めていた。