トップページ > 政治・経済'日高町>

産湯海水浴場 今夏は町議が運営

2009年6月18日
写真:開設のめどが立った産湯海水浴場

ubuyu.jpg 駐車場確保や運営団体解散の問題が未解決のままで今夏の開設が絶望的とみられていた日高町の産湯海水浴場は16日、 町議が運営を担当することに決まり、 閉鎖一転、 例年通りのサービス提供が可能な見通しとなった。 町議が運営に乗り出すのは異例の事態だが、 海開きが迫る中、 観光振興、 雇用確保の観点から緊急の対策として全11議員の意見がまとまった。 運営費には公費など一切使わず、 それぞれボランティア精神と個人の責任の下で対応していくという。

 7月第2土曜日 (ことしは11日) の海開きまで残り1カ月を切る中、 依然、 町執行部に求めていた運営団体探しに進展がないことから、 一松輝夫議長が同日全議員を役場へ集め、 対応を協議。 1時間程度の話し合いのあと、 一松議長が 「議員11人の協力の下、 海水浴場を開設する。 海水浴場は町内の観光事業の中心。 なくなってしまうと雇用面でもマイナスにしかならない。 公費には一切頼らず事故の際、 また赤字になってもそれぞれが個人として責任を持って対応する」 と発表した。

 一松議長によると、 運営組織はこれまでの㈲産湯海水浴場を引き継ぎ、 社長に金﨑昭仁議員、 副社長に一松議長、 会計に清水正巳議員が就任する。 残りの議員も役員として登記、 または準備などの運営サポートに当たる。 昨シーズン同様、 売店も設置し、 これまでと同じサービス内容で海水浴客を迎え入れる。 まだ未解決の駐車場問題については、 今シーズンは所有者から借りられる約束を取りつけている。 ただ駐車料金等については 「(公人の) 議員がやる以上、 以前のままというわけにはいかないかもしれない」と値下げも検討する。この日までに同社にも運営引き継ぎの了承を得ているという。また、今シーズンだけでなく後任の組織が見つからない限りは、 議員で継続していく。

 運営のノウハウは、 地元の経験者から指導を受ける。 監視員、 売店や駐車場スタッフの確保、 海水浴場開設届け出などの準備にすぐに取りかかり、 例年通りの日程となる7月11日の海開きを目指す。

 閉鎖一転、 今夏の開設へめどが立ち、 中善夫町長は 「議員の皆さんに感謝している。 できることがあれば協力したい」 と話した。

 産湯海水浴場は昭和42年に開設。 遠浅の美しい砂浜が好評で毎年数万人の観光客でにぎわうが、 駐車場を所有する民間会社が第三者への土地売却を検討し始め、 区民らで作る海水浴場の運営組織「㈲産湯海水浴場」 も解散を決めるなどの問題がことし3月に浮上した。 町と議会は観光の中心地の危機回避へ検討を重ねてきたが、 中町長は5月29日に 「赤字になった場合の対応」と「人命にかかわるリスク」を理由に町営での開設を断念。運営、 土地の両問題とも解決のめどが立っていないことから「今夏の開設はできない」 との見通しを示していた。

関連記事

powered by weblio


 PR情報
 PR情報
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)