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継続は決まったが...

2009年5月29日
写真:病児病後児保育を実施している北出病院

5292.jpg 御坊、日高、由良の3市町が共同で北出病院に委託している「病児・病後児保育事業」は本年度から国の制度改正で補助金が大幅に削減される見通しだが、3市町は「安心の環境整備が大切」などと、事業を継続させる方針を確認した。ただ、削減分の予算をどう賄うのかが課題。①各市町の負担アップ②周辺町への参画要請③同病院の委託料減額④施設の雇用人数削減の4通りの案で検討していくが、調整がつかない恐れもあり、依然事業廃止を回避できたとはいい難いようだ。

 3市町が実施している病児・病後児保育は昨年7月からスタート。入院を必要としない程度の症状で家庭で保育できない就学前までの子どもを一時的に預かるサービスで、定員は4人。年間事業費は848万円で、現行制度で3市町の負担合計は294万円。残り554万円が補助金となっている。しかし、国は本年度の補助分から利用実績に合わせた額を交付する方針で、すでに改正内容の原案はまとまっており、各自治体には今月中か来月上旬にも正式通知が来る。改正原案によると、3市町の病児・病後児保育の利用実績からすれば補助金額は現行の半額以下の200万円。3市町にとっては現行の2倍以上となる残り648万円の予算を分担して支払わなければならないことになる。

 この予算を捻出するためには各市町の負担金を上げるのも一つの手だが、そうするなら利用実績が少ない由良町との慎重な協議が必要となりそう。また、周辺の美浜、日高、印南、みなべの4町に事業への参画を呼びかけて各市町の負担割合を下げる方法もある。ほかに、北出病院に委託料を安くしてもらう方法もあり、こちらは国の減額の正式通知が来てから本格的に話を持っていく。さらに現行で臨時職員として雇用している保育士2人、看護師1人の計3人を1人減らして2人にし、人件費を削減する方法もあるが、利用者が集中した場合に対応できるのかという心配もある。4通りの方向性のうちいずれかを選択するのか、それともどれかを組み合わせるのか、具体的には今後協議していくが、うまく調整がつくよう期待される。

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