日高川町首長選に17日夜、 有権者の審判が下った。 し烈を極めた一騎打ちを制したのは玉置俊久氏 (59) =玄子=。 「アイデアと町民感覚」 による町政のチェンジ (変革) を唱え多くの期待票を取り込み、 林雅臣氏 (67) =小熊=に4327票対3378票の949票差で圧勝、 合併第2ステージのリーダーの座に就いた。 林氏は長年の議員生活で築いた 「人脈と経験」 による町政の安定を訴え、 強力な組織力をフル稼働させたものの、 地道な草の根運動の前に屈した。 投票率は86・87%だった。
2回目の発表で300票差がつくと事務所は 「やったやった」 「よっしゃ勝ったぞ」 という声と、 残る12%の未開票に喜びを抑える 「まだわからん」 という声が交錯。 9時20分、 「大勝です」 という当確の連絡が入ると、 詰めかけた支持者は一気に喜びを爆発させた。
長岡均後援会長は笑顔満面、 何度も頭を下げながら、 勝因を 「なによりも候補者と候補者を取り巻くブレーン、 運動員がよかった」 とし、 「そしてその運動員の思いを有権者が受け止め、 しっかりと返していただけたことが結果につながりました。 この勝利は目的ではありません。これからがスタートです。 きょうから私たちは玉置さんと距離を置きます。 公約が確実に実現の方向へ向かっているか、 目の上のコブとなってそれをつぶさに検証していきます」 とあいさつ。 母松代さん (88)、妻の佳永さん (56) とお立ち台に上がった玉置氏は、 激しい選挙戦を振り返り、 「この苦しい時代にいろんなことを訴え、 町民の皆さんに思いが十分伝わったのかなと思いながら、 皆さんのおかげでここにこうして立つことができました」 と感謝。 4年間の抱負として、 公約に掲げた小学6年生までの医療費無料化、 支所の役割の見直し、 新たな鳥獣害対策、 地区懇談会の定期開催の4つを約束し、 さらにこれまで町観光協会で手がけてきた道成寺や笑い祭 (丹生神社) のPR、 日高川第二交通軸の整備、 自然エネルギーのまちづくりなどを進めていくとの考えを示した。
事務所は300人以上の支持者で膨れ上がり、 あちこちで万歳を繰り返す姿がみられ、 最後は用意されたくす玉を割って玉置氏は力強くこぶしを突き上げ、 「これから、 きょうが、 いまがスタートです。 頑張ります」 と鳴り止まぬ歓呼に応えた。